「2017年ドラフト大予想・野手編」清宮に負けじとセンバツで輝いたドラフト候補野手は誰だ?

「2017年ドラフト大予想・野手編」清宮に負けじとセンバツで輝いたドラフト候補野手は誰だ?

いよいよ大会も終盤戦に突入した第89回選抜高等学校野球大会。2回戦では、延長15回引き分け再試合が続くなど、白熱した大会となっている。さて、今回はそんなセンバツで活躍する2017年のドラフト候補選手を紹介したい。前回は「投手編」をお届けしたが、今回は注目の清宮幸太郎(早稲田実業)を筆頭にした野手陣を紹介したい。

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    gooスポーツ編集部
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スカウトも驚きの清宮幸太郎の打球の滞空時間に注目!

 今年は、高校生野手の豊作年といわれる。理由としては、下級生から素晴らしいパフォーマンスをしてきた選手が多いからだ。第89回選抜高等学校大会でも、その中から話題の選手が登場した。では、彼らの甲子園でのパフォーマンスはどうだったのか?改めて初戦を中心に振り返っていきたい。

 高校通算79本塁打の早稲田実・清宮 幸太郎は、初戦の明徳義塾戦で驚きのセンターフライを放った。第2打席で放ったこのセンターフライ。滞空時間はなんと7秒25だった。

 NPB球団スカウトはスラッガーの資質を見るために、フライの滞空時間は1つのチェック対象となっており、基準は6秒となっている。その中で7秒台は、プロでもめったに出ない滞空時間で、改めて清宮のパワー、インパクトの強さを証明した打撃となった。さらに1点を追う9回表も、強引な打撃にならず、ボール球を見極めて四球を選んだ精神力の高さも見事。彼には引き続きドラフト1位候補としてNPBスカウト陣のチェックが入るだろう。

 一方、高校通算49本塁打のスラッガー・履正社の安田 尚憲は左腕投手の対応に苦しんだ。日大三戦では櫻井 周斗から3三振、市立呉の池田 吏輝からも無安打。ここまでの安打は左中間フェンス直撃の二塁打のみである。だが、課題だった三塁守備は昨秋よりも動きは良くなり、強肩が光るスローイングにも磨きがかかっている。甲子園2試合では1安打のみでも、高評価が揺らぐことはないだろう。

夏につながる課題見い出したドラフト候補たち

 九州屈指の捕手・福岡大大濠の古賀 悠斗はエース・三浦 銀二の持ち味を引き出す好リード、さらに滋賀学園戦の盗塁阻止とディフェンス面の成長が著しい。ここまで古賀らしい豪打はないが、捕手は守備力が要求されるポジション。古賀の辛抱強さが出た大会だといえるだろう。

 選抜覇者を目指した智辯学園のキーマン・福元 悠真と太田 英毅は自身の力を発揮することができず、2回戦で姿を消すこととなった。

  昨秋は公式戦打率5割を放った福元は、2回戦の盛岡大附戦で放った1安打のみ。太田も熊本工・山口翔から打った本塁打1本のみに終わった。2人とも共通しているのは、タイミングの取り方が上手くいっていなかったこと。センバツで活躍すれば、高卒プロ入りもぐっと近づく可能性もあっただけに、本人たちとしても悔しい限りだろう。捲土重来を期待したい。

 また、昨秋の神宮大会で好守備を連発し、全国トップクラスのショートストップ評価を受けるようになった宇部鴻城・嶋谷 将平も大阪桐蔭戦では無安打に終わり、自慢の守備でもタイムリーエラーを喫するなど、持ち味を発揮できなかった。ぜひ二季連続の甲子園出場を目指し、走攻守で躍動した姿を見せてもらいたい。

 他ではスローイングタイム1.8秒台の強肩を武器に、前橋育英の機動力も阻止し、パンチ力ある打撃も披露した報徳学園・篠原 翔太。フルスイングを貫き、逆方向へも鋭い打球を見せるリードオフマン、福井工大福井の北川 智也も楽しみな選手だ。

 センバツ以降では、大型外野手の横浜・増田 珠や、1.9秒台の二塁スローイングと統率力を兼ね備える九州学院・村上 宗隆など、甲子園未出場の野手パフォーマンスにも注目。彼らにはぜひ見ている高校野球ファンを驚かせるパフォーマンスを披露し、今年のドラフト戦線を盛り上げることを期待したい。

【寄稿】 by 高校野球ドットコム

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