「大学野球・2017年のドラフト候補たち」大ブレイク目指す4人の逸材たち

「大学野球・2017年のドラフト候補たち」大ブレイク目指す4人の逸材たち

センバツが終わると4月からは大学野球の春季リーグ戦も本格的に開幕する。今回は数多いドラフト候補の中から、ブレイクを目指す4人をピックアップしたい。

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    gooスポーツ編集部
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1.高橋 遥人(亜細亜大・投手・左投左打・179センチ68キロ・常葉橘高出身) 

 最速151キロ。高校・大学・社会人・独立リーグを含めた今年のドラフト候補生の中ではトップクラスを誇る速球派左腕。常葉橘高時代は、最速142キロ左腕としてプロから注目されたが、最後の夏は4回戦敗退に終わり、亜細亜大に進学した。

 亜細亜大では1年秋に東都大学リーグデビュー。中央大戦で、1回3分の2を投げ3奪三振で大器の片鱗を見せると、3年秋に先発で8試合を投げ1勝4敗に終わるも、リーグ4位となる防御率2.38。今年春のオープン戦では中日ドラゴンズ2軍に対し6回無失点、千葉ロッテマリーンズ2軍とのオープン戦でも2回無失点。大学球界を代表する速球派左腕として亜細亜大を2季ぶりのリーグ優勝に導き、「1位指名」を確実なものとしたい。

2.宮台 康平(東京大・投手・左投左打・178センチ84キロ・湘南高出身)

 東京大が生んだ最速150キロ左腕。湘南高時代は130キロ前半の速球とキレのあるスライダーを武器に活躍し、3年春には県大会ベスト8まで勝ち進んだ。
 
 1年秋に東京六大学リーグ戦デビューを果たすと6試合を投げて、防御率3.68。2年秋の法政大戦で6回3失点の力投を見せてリーグ戦初勝利を挙げた。昨春は6試合に先発し2勝4敗・防御率2.05で侍ジャパン大学代表に選出され「第40回 日米大学野球選手権大会」第3戦で先発。3回を投げて5奪三振、1失点と外国人打者に対しても高い対応力を示している。

 3年秋は左肩痛に悩まされたが、今年はそれも回復。3月25日に行われた社会人・東京六大学対抗戦の明治安田生命戦では4安打完封。完全復活を遂げた。今年は東京大のエースとして勝ち点獲得と1位指名を目指す。

3.宮本 丈(奈良学園大・遊撃手・右投左打・181センチ78キロ・履正社高出身)

 履正社高時代から注目を集めてきた左の好打者。俊足、さらに堅守を誇るショートストップだ。高校時代は2年・3年にセンバツ連続出場。3年春は岩国商戦で2安打を記録した。

 奈良学園大では1年春からレギュラーを獲得。1年秋、3年春に近畿学生野球リーグ首位打者を獲得し、3年秋のリーグ戦まで78安打を記録している。特に昨年6月の全日本大学野球選手権では2回戦の九州国際大戦で決勝本塁打。準々決勝の関西国際大戦では延長10回裏一死満塁のタイブレークから大会史上初となるサヨナラ満塁本塁打を放ち、創部初のベスト4に導いた。

 すでに社会人野球のオファーを蹴り、プロ1本で勝負する宮本。今年は大学選手権優勝。近畿学生野球連盟の連盟記録である113安打の更新。そして侍ジャパン大学代表の中心選手としてユニバーシアードでの世界一を手土産に上位指名を切り開く。

4.大平 達樹(桜美林大・捕手・右投右打・176センチ81キロ・桜美林高出身)

 プロアマ問わず野球界では貴重な本塁打を打てる捕手。さらにスローイング1.9秒台の強肩を誇る。桜美林高時代、最後の夏は初戦敗退。桜美林大入学後も、大学2年生までは、公式戦の出場は数えるほどしかなく、一般就職を考えている選手だった。

 しかし地道にキャッチング、スローイング、打撃を磨いて、3年春の途中から正捕手の座につくと、1学年上の佐々木 千隼(千葉ロッテマリーンズ)とバッテリーを組み、配球もレクチャーを受け急成長。3年秋に創部初となる首都大学野球リーグ優勝に導く存在となった。
 
 さらに明治神宮大会でも2回戦の環太平洋大、準決勝の日本大戦で2試合連続本塁打を放ち、侍ジャパン大学代表候補にも選出。今度は日本の大学野球を代表する捕手として2季連続リーグ優勝を目指す。

 今年の大学生ドラフト候補は昨年の田中 正義(創価大-福岡ソフトバンクホークス)、佐々木のような絶対的な目玉がいないのが現状。今年のアピール次第では高い評価を受けてプロ入りも可能である。全国の大学野球選手たちには、ぜひラストイヤーで大暴れを見せてほしい。

【寄稿】 by 高校野球ドットコム

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