第99回全国高校野球選手権大会 初優勝!!埼玉の星「花咲徳栄高校」!!

第99回全国高校野球選手権大会 初優勝!!埼玉の星「花咲徳栄高校」!!

毎年の夏の風物詩、甲子園。今回は第99回全国高校野球選手権大会優勝校の埼玉県代表「花咲徳栄高校」に注目してみました。

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    gooスポーツ編集部
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埼玉県民悲願の初優勝!!

第99回全国高校野球選手権大会決勝戦。
埼玉県代表の花咲徳栄高校と広島県代表の広陵高校との、負けられない一戦を制したのは、花咲徳栄高校でした。
14-4で広陵高校を下し、悲願の初全国制覇を成し遂げた花咲徳栄高校に、今、埼玉県全体が湧いています。それもそのはず、強豪高校がひしめく関東の7都県のうち、埼玉県だけが夏の全国大会で優勝を飾ったことがなく、今まで幾度となく夏の優勝をあと一歩のところで逃してきたからです。

春の選抜は優勝2回(1968年・大宮工、2013年・浦和学院)を誇るも、夏は準優勝2回(51年・熊谷、93年・春日部共栄)。一部で「埼玉は雑魚」などとやゆもされてきた。

出典 【高校野球】花咲徳栄V歴史的瞬間に700万人埼玉県民が歓喜(東スポWeb)

惜しい経験を重ねた分、今回の優勝は埼玉県民にとって大きな意味をもつものとなっているのでしょう。

また、今回の初優勝には、埼玉県庁も公式ツイッターを通してその喜びと選手へのねぎらいをツイート。このツイートには3万を超える「いいね」に2万件近いリツイート、140件を超える喜びのコメントと、大盛り上がりを見せました。

埼玉県庁 @pref_saitama2017-08-23

【花咲徳栄 優勝!!】 埼玉代表として初めて挑んだ甲子園から16年、やってくれました!埼玉県勢史上初!歴史的な大勝利です!優勝を目指して戦う選手の姿に感動しました! 選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして本当にありがとう!胸を張って優勝旗を持って帰ってきてください!

引用:公式Twitter(@pref_saitama)より

Wエースの存在

今大会は広陵高校の中村奨成選手が1大会最多の6本塁打を記録するなど、バッターが注目を浴びると同時に、花咲徳栄高校の2人のピッチャーにも注目が集まりました。

制球力が持ち味の先発と、速球を走らせる抑え。花咲徳栄はタイプが異なるダブルエースの継投で、全国の頂点に立った。五回裏、無死二塁。今大会屈指の強打者、広陵の中村奨成(しょうせい)君(3年)を打席に迎え、花咲徳栄の先発、綱脇慧(すい)君(同)が清水達也君(同)にマウンドを譲った。

出典 初V導いた花咲徳栄のWエース 昨夏の苦い記憶を糧に(朝日新聞)

現在、高校野球界では投手分業が主流となりつつあるようです。
これまでは、昨年の優勝校・作新学院(栃木)の大エース今井達也投手や準優勝校の北海(南北海道)の大黒柱、大西健斗投手といったように、背番号1番が投げ切る戦い方が主流でしたが、球数制限やタイブレーク制度の導入が検討されている中、エースの1番以外の番号を身につけたピッチャーがそれぞれの強みを生かし、交代で登板する戦い方が、高校野球新時代を象徴しているのではないでしょうか。

もっと言えば、広陵も花咲徳栄もともに今大会の完投が0。大会を通して完投ゼロでの優勝は2004年の駒大苫小牧以来で13年ぶり。完投ゼロ同士の決勝戦となると、2000年以降では初のことであった。

出典 高校球界で加速する『投手分業』 広陵と花咲徳栄の象徴的な決勝戦(BASEBALL KING)

夏の甲子園が開催される時期は、夏でも最も暑さが厳しくなる頃です。この過酷な環境でエースが1人で投げ抜くことよりも、複数のピッチャーが継投を行う時代にシフトしてきているのですね。

破壊的な得点力

花咲徳栄高校は今大会、全試合9得点以上を挙げて全国制覇を成し遂げています。なんとこれは、1921年の和歌山中以来、96年ぶり2度目となる快挙になります。この破壊的な得点力の生みの親である、岩井隆監督は以下のように語っています。

「あと1本が出てればとか、単なる精神論的なもので片付けたくなかった。それよりも破壊力。相手にプレッシャーをかける攻撃力がほしいと思った」と毎年入れ替わる高校野球の中で強打の意識を植え付けた。

出典 花咲徳栄、キーワードの「破壊力」が生んだ96年ぶり猛打初V(スポニチアネックス)

これまでにあと一歩のところで惜敗してきた花咲徳栄高校にとって、打撃力の強化が必須と感じていた岩井隆監督は、今までの守備重視のスタイルからの変更を決断しました。「強打」が代名詞の高校との対戦経験より、選手たちには徹底的に強打の意識を植え付け、また強打のための体幹トレーニングを徹底的に行うなど、様々な新しい取り組みを取り入れたそうです。まさに、チーム一体となっての努力の賜物ですね。

終わりに

毎年、甲子園では誰の予想もつかないような様々なドラマが繰り広げられます。
来年の甲子園でもきっと新たなスターが生まれることでしょう。
今後の高校野球界の動向にも注目です!!

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