女子ボブスレー界の新星 「押切麻李亜選手・君嶋愛梨沙選手」

女子ボブスレー界の新星 「押切麻李亜選手・君嶋愛梨沙選手」

女子ボブスレー界に期待の新星現る。今回は押切麻李亜選手、君嶋愛梨沙選手ペアについて注目してみました。

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    gooスポーツ編集部
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ボブスレーってなに??

まずはじめに、ボブスレーという競技をより理解していただくためにも、動画でボブスレーの迫力を感じていただきましょう。

出展:IBSF goes 360 at Alpensia Sliding Centre(IBSF Official)/YouTubeより

ボブスレーのスピード感を体感できる360度動画になります。

出典:Friedrich puts his signature on the Crystal Globe(IBSF Official)/YouTubeより

ボブスレーは、1924年の第1回冬季五輪から正式種目となっている伝統あるスポーツです。そのスピードや迫力から、氷上のF1とも言われています。前方にハンドル、後方にブレーキが備え付けられている鋼鉄製のソリが織り成すスピードは、ゴール付近にもなるとなんと最高時速130km近くに達します。近年では、競技用ソリの開発にフェラーリ社やBMW社が参入しており、まさにF1さながらの開発競争も繰り広げられているようです。日本でも、国産ボブスレーの開発で世界に挑戦する「下町ボブスレー」のプロジェクトが知られていますね。

ルールは、動画をご覧になればわかるようにとてもシンプルで、2人乗りで総重量390キロ以下(女子は340キロ以下)、4人乗りで630キロ以下という重量制限を守った上で、ゴールまでのタイムを競います。勝負の大半を決めるのがスタート時の加速であり、最初の50mをいかに速く駆け抜けられるかが重要なポイントになってきます。

選手紹介

ここからは本記事のメインである押切麻李亜選手、君嶋愛梨沙選手のご紹介をしていきましょう。

押切麻李亜(オシギリ・マリア)選手

1994年11月に北海道で生まれた押切選手がボブスレーの道を志したのは、高校2年生の時でした。同じ北海道出身で五輪代表の桧野真奈美選手に誘われたことがきっかけだったそうです。もともとは陸上短距離選手でしたが、記録に伸び悩んでいたこともあり競技の転向を決心したようです。また、押切選手のお姉さんは、2014年ソチ五輪スピードスケート代表の押切美沙紀選手。お姉さんの影響も少なからず受けているのではないでしょうか。

君嶋愛梨沙(キミシマ・アリサ)選手

山口県岩国育ちの君嶋選手は現在、日体大4年生。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、中学生の頃より陸上に取り組んできました。中学2年生で、当時の中学生新記録を200mで叩き出すも、高校に入学後は怪我で苦労していたそうです。大学に進学し、陸上の記録も徐々に戻りつつあった昨年の夏、大学の選手発掘テストでボブスレーと出会います。

大石博暁ボブスレー強化部長は「パワーとスプリント力を兼ね備えた日本の女子選手はこれまでいなかった」と期待をかける。君嶋も「自分の力が求められる場所は多くない」と、陸上に軸足を置きながらも前向きになれた。

出典 ボブスレーと陸上、「二刀流」で五輪狙う 君嶋愛梨沙(朝日新聞)

日本人離れしたスプリント能力を評価された君嶋選手。ここから、ボブスレーと陸上の二刀流への挑戦が始まりました。ボブスレースタート時の加速に期待が高まります。

新ペアの運命的な縁

押切選手と君嶋選手がペアを結成したのは昨年12月。結成してまだ1年も経たないペアですが、実はこの2人、2009年に大分で開催された全日本中学選手権の200メートル予選の同組を走っていた間柄というから驚きです。ちなみにその大会では、君嶋選手が当時の中学生新記録を樹立して優勝しました。

終わりに

押切選手、君嶋選手ペアは、結成後間も無くヨーロッパカップ優勝、また世界選手権でも7位入賞と言う好成績を収めています。周囲からもメダルや入賞の期待をされる中、プレッシャーに負けず頑張ってほしいですね!

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