バイアスロンって何?夫妻で平昌に挑戦!

バイアスロンって何?夫妻で平昌に挑戦!

スキーと射撃の複合スポーツ「バイアスロン」をご存知ですか?

  • サムネイル
    gooスポーツ編集部
  • 公開日:

バイアスロンとは

一般に複合競技として有名なのは、スイム・バイク・ランで構成されるトライアスロンですが、ウインタースポーツにもバイアスロンと呼ばれる複合競技があります。

 バイアスロンとは、ギリシャ語で2を意味する「バイ」と、「アスロン」(競技)を合わせた言葉。

出典 ソチ五輪(日刊スポーツ)

その名が表すように、この競技はクロスカントリースキーと射撃の2つによって構成されています。その源は狩猟にあると言われ、スキーで雪に覆われた大地を移動し、銃で獲物を撃っていたものが、後に軍隊に用いられ、そしてスポーツへと形を変えていきました。

出典:Men's Biathlon 10km Sprint - Bjoerndalen Wins Gold | Sochi 2014 Winter Olympics(Olympic)/YouTubeより

射撃とスキー 2つの技術が求められる

選手たちは銃を背負いスキーで一定距離を走行し、決められた射撃場で射撃を行います。射撃は二種類の射撃姿勢があり、そのうちの一つは、伏射(伏せて撃つ)であり、もう一つは、立射(立って撃つ)です。

出典 競技紹介:バイアスロン(平昌五輪公式ページ)

一般に、バイアスロン競技では、2回または4回の射撃ラウンドで的を狙いながら7.5㎞~20㎞のクロスカントリーにおけるタイムを競うことになります。射撃のミスはタイムまたは走行距離のペナルティーとなるため、単純なスキーの速さではこのスポーツは語れません。すなわち競技者には、長距離をスキーで駆けるタフさと小さな的を撃ちぬく精密さという2つのスキルが求められるのです。

オリンピックなどの主要な大会では、個人競技やリレー、男女混合などの種目に細分化され、1つの種目で2つの磨き上げられた技術を目にすることができます。

注目すべきは立崎夫妻

2018年の平昌五輪では、注目すべき日本代表選手として、立崎幹人選手と芙由子選手の「立崎夫妻」があげられるのではないでしょうか。日本のバイアスロン競技は銃で射撃する競技の特性上、銃の扱いに長けた自衛隊員が主な選手層になりますが、彼らも自衛隊体育学校所属として平昌へ挑戦します。
2月に行われた冬季アジア札幌大会では、幹人選手が12.5㎞のパシュート(追い抜き)男子での金メダルを獲得。その時のコメントでは

「トップと20秒差(でのスタート)だったので(金メダルを)狙える位置だと思っていた。勝ちたかったので、何とか食らい付いていけた」

出典 男子追い抜きで立崎幹人がV 「食らい付いていけた」 バイアスロン(サンケイスポーツ)

と、ガッツあるコメント。この他の種目でも2つメダルを獲得します。また、芙由子選手は12.5㎞マススタート女子での銅メダルを獲得。そして夫妻含む日本Aチーム挑んだミックスリレーでは

日本Aは第3走者の立崎幹が中国Aを抜いて3位に浮上し、銅メダルを手にした。第1走者を務めた立崎芙と2015年5月に結婚してから夫婦そろっての表彰台は初めてという。立崎芙は「応援してくれている人に(表彰台に立つ姿を)見せられて良かった」とうれし泣きした。

出典 立崎夫婦、支え合い表彰台 冬季アジア・バイアスロンで銅(秋田魁新報)

支え合いながら高みを目指す立崎夫婦。平昌五輪に向けて行われる今季のW杯は、特に男子については五輪への出場枠をかけ、重要な6戦を戦うことになります。出場枠の確保そして五輪へ向けたレベルアップの目標へ、これから立崎夫妻がどのような戦いを見せるのか期待したいところです。

内容について報告する