Jリーグ2017シーズンを振り返る【後編】~ACL王者浦和はどうアジアで勝ち抜いたのか

Jリーグ2017シーズンを振り返る【後編】~ACL王者浦和はどうアジアで勝ち抜いたのか

アジアチャンピオンズリーグでの日本勢の戦いや浦和レッズの優勝を振り返ります。

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    gooスポーツ編集部
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日本からは4チーム出場

2017年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)には、日本からは4チームが出場しました。2016シーズンのJリーグ王者の鹿島アントラーズ、昨年のACLでベスト16に進んだ浦和レッズ、3年ぶりのACL出場となった川崎フロンターレ、プレーオフを勝ち抜き出場権を手にしたガンバ大阪の4チームがそれぞれグループリーグを戦います。どのチームも中国・韓国をはじめとしたアジア東地区の強豪チームと同組となり、厳しい戦いが予測されました。

そんな中、日本勢はJリーグの地力の強さをアジアに示します。ガンバ大阪がグループリーグ最下位に終わったものの、鹿島アントラーズ・浦和レッズ・川崎フロンターレの3チームはグループを首位通過しベスト16に駒を進めました。日本勢が3チームもベスト16に進出するのは、3シーズンぶりとなり、さらに全てが首位通過となったのは実に8年ぶりの躍進となりました。

ベスト8で日本勢が激突

2016シーズンはベスト16で全滅してしまった日本勢でしたが、今年は2チームが勝ち残りました。川崎フロンターレがタイのムアントン・ユナイテッドに快勝し、浦和レッズは韓国の済州ユナイテッドと対戦しアウェーの敗戦からホームでの逆転勝利を見せました。鹿島アントラーズは中国のビッグクラブ広州恒大と対戦しアウェーゴール差で惜しくも敗退することになりました。

そして準々決勝では、日本勢2チームが激突するカードが組まれます。8月23日に行われた第1戦はホームの川崎フロンターレがJリーグでの好調そのままに3-1で浦和レッズを破りました。この試合では、川崎フロンターレのFW小林悠選手が2得点を決め準決勝進出に大きく近づくかと思われました。
ところが9月13日の第2戦で、浦和レッズは第1戦から大きくメンバーを変えて勝負に出ます。川崎フロンターレの先制点から浦和レッズが1点を返し1-1で前半を折り返すと、後半には浦和レッズの猛攻が冴え一気に3点を奪いました。この結果、2戦合計で5-4と浦和レッズが奇跡ともいえる大逆転で準決勝に進みました。

苦しくも勝ち残る浦和レッズ

9月27日、浦和レッズは東地区の代表を決める準決勝で、中国の上海上港と戦いました。ブラジル代表のフッキ選手やオスカル選手など強力な外国人選手を擁する上海上港にゴールを脅かされましたが、第1戦のアウェーを1-1のドローでホームでのゲームに繋ぎます。

10月18日の第2戦では、浦和レッズのラファエル・シルバ選手が早い時間に先制すると、集中した守備陣のもとリードを守り切りこの試合を制します。この結果2戦合計で2-1と勝ち越し浦和レッズにとって10年ぶりとなる決勝進出が決まりました。

レッズ10年ぶりの戴冠へ

そしてやってきた決勝戦では、サウジアラビア名門チームのアル・ヒラルと対戦することになります。11月19日にアル・ヒラルのホームで行われた第1戦は、ラファエル・シルバ選手の幸先の良い先制点で楽になるかと思いきや、ホームチームの猛攻から同点に追いつかれその後も劣勢が続きます。それでも勝ち越し点は与えずに耐えきった浦和レッズは1-1の貴重なアウェーゴールを持ち帰って第2戦に臨みます。

出典:【公式】ハイライト:浦和レッズvsアルヒラル AFCチャンピオンズリーグ 決勝 第2戦 2017/11/25( Jリーグ公式チャンネル)/YouTubeより

11月25日の第2戦でも、浦和レッズが欲しかった1点を決めたのはラファエル・シルバ選手でした。両チームともチャンスは作れど決められずにスコアレスで前半を折り返すと、0-0のままでは敗退となるアル・ヒラルは攻撃の手を強め浦和レッズを押し込みます。しかしながら78分、アル・ヒラルに退場者が出て浦和レッズが数的優位な状況になると、その10分後にラファエル・シルバ選手が決勝での2試合連続弾を決めました。
この1点が浦和レッズの勝利を決定的なものに。2007年以来10年ぶりのアジア制覇を果たすことになりました。

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