陸上長距離界のホープ 「大迫傑選手」

陸上長距離界のホープ 「大迫傑選手」

マラソン選手として、世界を股にかけて活躍する大迫傑選手について注目してみました。

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    gooスポーツ編集部
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大迫傑(オオサコ・スグル)選手

生年月日:1991年05月23日生まれ
所属:Nike ORPJT
出身地:東京都
身長/体重:170cm/52kg
出身校:金井中(東京)→佐久長聖高(長野)→早稲田大学

出典 大迫傑選手(日本陸上競技連盟 公式サイト)

小学生時代は野球や水泳に打ち込んでいた大迫選手が陸上の道を志したのは、中学入学のときでした。中学の3年間で全国トップクラスの選手へと成長を遂げた大迫選手は、自身の高みを目指し、長野県の駅伝名門校である佐久長聖高校へ進学。そんな彼が本格的に注目を浴びるきっかけとなったのが、高校2年生のときに参加した全国高校駅伝でしょう。最終7区で区間賞を獲得する走りを見せ、見事、佐久長聖高校を全国初優勝へと導いたのです。

高校卒業後、進学先に選んだ大学は、箱根駅伝常連校である早稲田大学でした。1年生の頃よりその実力を存分に発揮していた大迫選手は、箱根駅伝で区間賞を2回獲得するなど、輝かしい活躍を見せました。また、2013年に開催されたモスクワ世界選手権の10000m代表にも選出され、この頃より世界の舞台を経験するようになります。

陸上エリートの道を捨て、選んだ道

大迫選手が大学卒業後に選んだ先は、陸上界におけるエリート街道と言われる大手実業団、日清食品グループでした。しかし、その後約1年余りでナイキ・オレゴン・プロジェクトの所属に転向します。アメリカに拠点をもち、世界各国からトップ選手が集うそのプロジェクトの人数は僅か10名前後。2001年にナイキが、名ランナー、アルベルト・サラザールをコーチに迎え、アフリカ系選手と対等に勝負できるアメリカ人長距離選手の育成を目的として設立しました。現在アジア人選手として参加しているのは大迫選手ただ一人。サラザール監督からの期待も大きいことがわかります。

ボストンマラソン、福岡国際マラソンでともに3位入賞!

今年行われたボストンマラソンと福岡国際マラソンで、アメリカでのトレーニングの成果を見せつけてくれました。初マラソンとなったボストンマラソンでは3位、福岡国際マラソンでは国内初レースながらも自己ベストを3分以上更新し、日本歴代5位となる2時間7分19秒をマークしたのです。オレゴンプロジェクトに参加し、高地トレーニングの実践やフォアフット走法の習得など、常に高いレベルを目指してきた結果が入賞に繋がったことは言うまでもないでしょう。

終わりに

大迫選手は、前述の福岡国際マラソン終了後のインタビューで、かつてマラソン15戦10勝という圧倒的強さを誇った瀬古利彦氏の名を挙げ、その強さは目指すべき姿であると話していました。今後の日本マラソン界を牽引していく存在になること間違いない、大迫選手の活躍に注目です。

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