モーグル男子に期待の新星 堀島行真選手

モーグル男子に期待の新星 堀島行真選手

弱冠20歳ながら、世界の舞台で活躍するフリースタイルスキーの堀島行真選手について注目してみました。

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    gooスポーツ編集部
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モーグルとは??

ノルウェー語で雪上のコブを意味するモーグル(Mogul)競技とは、雪面に規則的なコブが配置された急斜面での滑走を、高いターン技術、エアー演技、ハイスピードの3要素で審査する競技である。採点配分はターンが全体の60%、エアー20%、スピード20%。華やかなエアーに注目が集まるが、あくまで最重要要素は「ターン」。柔らかなひざ使いで、滑らかに正確にコブを乗り越えることがモーグルの基本だ。またレース中には音楽が使用される。ビートの効いたエネルギーあふれた音楽のおかげで、華やかなショー要素も高い。

出典 モーグル 競技説明(J SPORTS)

日本におけるモーグルは、元日本代表の上村愛子選手に象徴されるように、五輪6大会連続出場、5大会連続入賞を果たした女子代表の得意種目でした。しかし現在の状況は、以前と対照的と言えるでしょう。女子代表選手の怪我が続出する一方、男子代表は世界の舞台で目覚ましい活躍を遂げています。

そんな男子代表選手の中でも、牽引役とも言えるのが、堀島行真選手。世界では、ミカエル・キングスベリー選手などを擁するモーグル先進国カナダが存在感を示している中、堀島選手は打倒カナダを目標に奮闘中です。

堀島行真(ホリシマ・イクマ)選手

生年月日:1997年12月11日
出身地:岐阜県
身長:170cm
出身校:岐阜第一高等学校 - 中京大学2年生
主な成績:
2017 世界選手権 モーグル、デュアルモーグル2冠
2017 札幌冬季アジア大会 モーグル、デュアルモーグル2冠

※2017年12月現在

出典 堀島行真選手 プロフィール(全日本スキー連盟 公式サイト)

岐阜県池田町出身の堀島選手は、両親の影響で1歳頃からスキーを始めました。岐阜県の中でも池田市は雪があまり降らない地域ですが、幼少期よりスキー場に足繁く通い、スキーの基本技術を習得していきました。エアの技術は隣県・三重県桑名市にあるウォータージャンプ場で培ったそうです。中学生にしてすで国際大会を経験し、13年2月の猪苗代大会でW杯デビューを果たしました。昨シーズンは開幕戦であるデュアルモーグルで3位入賞、また新人賞を獲得。今シーズンは世界選手権、冬季アジア大会で2冠を達成し、平昌五輪のメダル候補に挙がるなど、その注目度が一気に高まったシーズンとなりました。

世界からの注目度が飛躍的に上がった世界選手権2冠

堀島選手の名前を一気に知らしめた大会、それは2017年3月に行われた世界選手権でした。堀島選手は、男子モーグル界では絶対的王者と言われるミカエル・キングスベリー選手を破ったのです。日本人男子としては最年少優勝、加えて2009年の上村愛子選手以来の2冠となる快挙でした。

出典:【モーグル男子】スノーボード&フリースタイルスキー世界選手権2017(TV TOKYO)/YouTubeより

動画をご覧になれば一目瞭然ですが、堀島選手の急斜面を下る滑走スピードとその安定感、空中での回転技術はいずれも、まさに世界のトップモーグラーであることの証ではないでしょうか。結果的に、絶対王者のキングスベリー選手のミスを誘発するような滑りを見せるなど、堀島選手の攻めの姿勢を見ることができた大会でした。

終わりに

男子モーグル界新時代の象徴として、堀島選手には平昌五輪での活躍に大きな期待が集まっています。五輪の舞台では、年齢は関係なく、メンタル面を含めた総合的な実力が問われてくるでしょう。堀島選手にはぜひ、残りの期間を存分に使い、平昌五輪に向けて万全の態勢を整えてもらいたいですね。

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