今オフも「人的補償」が成立 過去にあったプロ野球史のドラマとは?

今オフも「人的補償」が成立 過去にあったプロ野球史のドラマとは?

大和選手がDeNAへFA移籍したことに伴い、尾仲祐哉投手が人的補償として阪神へ移籍。さらに野上投手(西武から巨人へ)の人的補償として高木勇人投手が選ばれました。FA移籍の陰に隠れがちな人的補償ですが、これまで数々のドラマを生んできました。

  • サムネイル
    gooスポーツ編集部
  • 公開日:

環境が変わり大ブレイク!

2013年のオフに巨人へFA移籍をした大竹寛投手の人的補償として、広島へ移籍した一岡竜司投手。

2011年ドラフト3位で巨人に入団するも、2年間で一軍での登板は13試合に留まっていました。
しかし広島に移籍すると、早速2014年には16ホールドを挙げる活躍を見せ、広島のリリーフ陣として欠かせない存在に。
2017年は自己最多の59試合に登板し、6勝2敗1セーブ、19ホールド、防御率1.85という好成績を残しました。

そして、契約更改では5300万円(推定)でサイン。遂に巨人・大竹投手の年俸5250万円(推定)を超える額となりました。

人的補償で移籍→FA移籍で元のチームに!

2013年のオフに巨人へFA移籍をした片岡治大選手の人的補償として、西武へ移籍した脇谷亮太選手。

脇谷選手は2005年大学・社会人ドラフト5位で巨人に入団すると、バイプレーヤーとしてチャンスに強い打撃を武器に活躍していました。しかし、右ひじのケガで2012年シーズンは育成契約となるなど次第に出場機会を減らしていました。
そして西武に移籍すると、2014年は開幕戦を含む96試合に出場し、2015年には7月からほぼスターティングメンバーに定着。118試合に出場して打率.294という好成績を残しました。

その後脇谷選手はFA権を取得すると、2015年オフに巨人へとFA移籍。
人的補償となった選手がFA移籍で元のチームに戻るという、史上初のケースとなりました。

そして脇谷選手は、西武にいた経験を生かし、今季オフに西武から巨人へとFA移籍を果たした野上投手のサポートも約束しています。

力を出せるかどうかは彼次第ですけど、(手助けすることで)勝ってもらえればチームは優勝に近づく。キャンプで会うのが最初になると思いますけど、一緒になれば食事にも行くとか、やりやすい環境づくりをしてあげたい。全面的にバックアップしたい

出典 【巨人】脇谷、野上サポートまかせて!「全面的にバックアップしたい」 (スポーツ報知)

過去にはFA移籍も…人的補償に

最後にご紹介するのは、今季チームを日本一に導いた、ソフトバンクホークス現監督・工藤公康監督です。

工藤監督は現役時代、2006年のオフに巨人へFA移籍をした門倉健投手の人的補償として、横浜へ移籍した経験があります。

しかし、それ以前に工藤監督自身も、1994年オフに西武からダイエー、1999年オフにはダイエーから巨人へと2度FA移籍をしていました。
そして移籍先のダイエー、巨人で、リーグ優勝、日本一に大きく貢献し、2004年には通算200勝も達成しました。
人的補償で横浜へ移籍後も、先発として7勝を挙げています。

工藤監督のような大投手でさえも、人的補償の対象となることがあるようです。

まとめ

選ばれた選手にとっては思いがけない移籍となる人的補償。
しかし、新しいチームで躍動する選手達も少なくないようです。
今オフ人的補償となった選手達にも、新天地でのびのびとプレーしてほしいですね!

内容について報告する